冬になると甘みを増すカブ。あなたは好きですか?
私は、浅漬けにしたりぬか漬けにしたりして食べるのが好きです。ご飯のお供に美味しいですよね!あの絶妙な歯ごたえが癖になります^^
さて、そんなカブですが、実は葉の部分と実(根)の部分で含まれている栄養素が違うって知っていましたか?
知らずに葉っぱを捨てていたりしたら損していますよ!せっかく甘味の増した冬のカブを食べるなら、ガッツリいただいちゃいましょう。
ということで今回は、カブの栄養と効能、捨てるところがないということについてお伝えします。
カブの栄養!根と葉で異なるって知ってた?
カブを食べるというと、実というか根というか、白い部分を食べるのが多いと思います。
ですが、調べてみると、根と葉で含まれている栄養素が異なることがわかりました!
これには私も驚きです。下に栄養価の表を作りましたので、ご覧ください。
・かぶの葉は緑黄色野菜。根には含まれていないビタミンAが含まれており、
鉄や食物繊維も根より多く含まれている。
これらを見ると、今まで気にせず捨てていた葉も料理に取り入れる方がよさそうですね^^
かぶの葉を調理するなら油と一緒に!
カブの葉には、根の約10倍も含まれているカルシウム、ビタミンA(β-カロテン)や鉄分も多く含まれています。
ただ、葉はアクが強いので、生で食べるより加熱して食べるのがおすすめです。
特に、ビタミンA(β-カロテン)は脂溶性ビタミンといわれ油と相性がいいので、炒め物にして食べると栄養素も取りやすいですよ。
では続けて、カブにはどんな効能があるのかご紹介します。
カブの効能!ダイコンと同様の効果で胃に優しい
先ほど紹介した栄養では、カブの葉と根で含まれる栄養素の量が異なるということがわかりましたね。
なかでも注目したいのは、根の部分に含まれるでんぷん分解酵素のジアスターゼです。
このジアスターゼはダイコンにも含まれる酵素なのですが、消化を助け胃もたれや胸やけを防ぐという効果があります。
ところが、このジアスターゼは、加熱に弱いという欠点があるのです。
生のかぶを大根のようにおろして食べたりする機会ってあまりないですよね?なので、ジアスターゼの恩恵をカブでは受けにくくなってしまいます。
ですが、最近では、サラダカブなど生食に適したカブも開発されているので、そういうものを選んで食べるのもひとつの手だと思いますよ^^
生のカブを食べたことありますか?みずみずしくて、すごく甘いんですよ~(* ´艸`)
他の効能として
・カルシウムは骨を作るために必要な大事なミネラル。骨粗しょう症の予防に
・葉に含まれる鉄分は貧血予防に
・葉に多いビタミンA(β-カロテン)は抗酸化作用でがん予防に
・ビタミンCは、抵抗力を強めて風邪予防に
・葉に含まれるビタミンEは脂質の酸化を防いで、生活習慣病や老化の抑制に
・食物繊維は便秘予防・改善に
など、かぶには葉も含めて様々な効果が期待できますね。
続けて、捨てるところがないカブについてご紹介します。
カブは捨てるところがない優等生野菜
ここまで、カブについていろいろ見てきました。いつも捨てていた葉に、ものすごく栄養があったなんて驚きですね。
根も葉も食べられることのできるカブは、まさに捨てるところのない野菜ですね。
根の部分は、アクが少ないので下ゆでする必要もありません。漬物や酢の物、煮物など向いている料理も多いです。
一方の葉は、アクが強いので生食には向いていません。ですが、β-カロテンやカルシウム、鉄分や食物繊維も多く含まれているので、炒め物や和え物、味噌汁の具などに利用するといいですよ。
では最後に、今回の内容をまとめてみましょう。
かぶのまとめ
カブの栄養価は
葉と根で含まれている栄養素の量が違う!
・かぶの葉は緑黄色野菜。根には含まれていないビタミンAが含まれており、
鉄や食物繊維も根より多く含まれている。
カブの効能
根の部分に含まれるでんぷん分解酵素のジアスターゼで消化促進。高血圧の予防や便秘改善など様々な効果が期待できる。
葉の部分は緑黄色野菜に分類され、β-カロテンやカルシウム鉄分などミネラルが豊富。骨粗しょう症予防やガン予防にも。
カブは捨てるところがない
葉から根まで余すところなく食べられる優等生な野菜。
それぞれの部位に含まれる栄養素を意識した料理方法がポイント!
さいごに
カブの旬は、3月~5月頃と10月~12月頃の2回あります。
どちらかというと、甘味が増して美味しい冬場のカブなら、漬物や煮物などいろいろな料理に使えて便利だと思いますよ。
栄養価の高い葉の部分も積極的に食べて、寒い冬を乗り切りましょうね^^
私が最近はまっているのは、「わさび漬け」です。
刻んだ葉にこの「わさび漬けの素」↓を振りかけて揉んで置くだけ。
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ピリッとした大人の味に仕上がって美味しいですよ^^
最後までご覧いただき、ありがとうございました。