あなたは、ネギというと、どんなことをイメージしますか?
私は、関東圏に住んでいるので、白い部分が多い長ネギをイメージします。
焼き鳥のネギまとか、麺類の薬味とか(* ´艸`)
関西圏では、葉の部分が多い九条ねぎのような葉ねぎが主流のようですね。
では、そんなネギには、どのような栄養や効能があるのでしょうか。
今回は、ねぎについていろいろお伝えします。
長ネギの栄養!長ネギと青ネギでの違いとは?
それでは早速、ネギの栄養について見てみましょう。表にまとめましたのでご覧ください。今回は、関東圏で一般的な白い部分が多い「根深ねぎ」と関西圏で主流の葉の部分が多い「葉ねぎ」を並べてまとめてみました。
こうやってみると、葉の部分が多い葉ねぎの方が、β-カロテンなどの栄養素が多いことがわかりますね!
では、ネギにはどのような効能があるのでしょうか。
続けてご紹介します。
長ネギの効能!独特の香りに秘められたパワーとは?
まず、長ネギも葉ねぎも、白い部分は淡色野菜で、葉の部分は緑黄色野菜になります。
緑色の部分
β-カロテンやビタミンC、カリウム、食物繊維などの栄養素が豊富。
・β-カロテン・・・体内でビタミンAに変わる
粘膜の材料となり、ウィルスの侵入を防ぐ⇒風邪予防など
細胞の活性化⇒美肌効果
・ビタミンC・・・コラーゲンの合成を促す⇒美肌効果
免疫力を高める⇒風邪予防
・カリウム・・・ナトリウムの排泄を促す⇒高血圧予防・改善
・食物繊維・・・便秘の改善や予防、
白い部分
ネギ類にある特有の強い香り成分である硫化アリルを多く含んでいて
・血行をよくし、からだを温める
・血液をサラサラにし、血栓を予防する
・がんの抑制効果
・胃酸の分泌を促し、消化促進
などの作用が期待できる。
また、アリシンという成分は、ビタミンB1の吸収率を上げる働きがあり、疲労回復や血行促進に効果があるといわれています。
そのため、ビタミンB1を多く含む「大豆」「豚肉」「鶏レバー」などの食品と一緒に摂ることで効率よくビタミンB1を摂取することができます。
・ビタミンB1・・・疲れを回復させる作用がある
乳酸をエネルギーに変えたり、糖質の代謝に欠かせない
では、これらの栄養素をうまく取り入れるためには、どのような調理方法がいいのでしょうか。続いてみてみましょう。
知って得する!長ネギの調理のポイント
ねぎは、薬味として生食することも多いと思います。
もしそのとき、辛味が気になるようだったら、刻んだ後に水にさらすと適度に辛味が抜けますよ^^
ただ、硫化アリルもビタミンB群と同じように水溶性なので、長い時間水にさらしすぎているとせっかくの効果も薄れてしまうので、注意してくださいね!
また、旬の時期のねぎは、加熱すると甘みがうまれるのが特徴です。鍋物や汁物などで溶け出た成分もがっつりキャッチできるような食べ方もおすすめです^^
魚や肉の臭み消しとしても利用できますし、先ほどお伝えしたようにビタミンB1を含む食材とも相性がいいので、いろいろ組み合わせを考えてみるのも面白いと思いますよ~
では最後に、今回の内容をまとめてみましょう。
長ネギのまとめ
長ネギの栄養!
葉の部分には、β-カロテンなどの栄養素が豊富!
白い部分には、血液サラサラ成分が!
長ネギの効能!
緑の部分で、風邪予防や美肌効果、高血圧予防など
白い部分で、血液サラサラ効果や血行促進、がん予防など
長ネギの調理ポイント
・鍋物などで汁ごと食べるのもおすすめ
・ビタミンB1を含む食品と一緒に摂るとB1の吸収率がアップ
さいごに
ネギの旬は、11月~1月頃といわれています。
風邪予防や血行促進などの効果も期待できるので、冬には特に積極的に摂取したい野菜ですね^^冷え性の人にもおすすめです。
子供のころ風邪をひいて喉が痛いといったら、祖母が焼いたネギをタオルにくるんで喉に巻いてくれたことがあります(* ´艸`)おばあちゃんの知恵袋ですね。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。