ごぼうと聞くと、あなたはどんなことを思い浮かべますか?
私は、食物繊維ときんぴらごぼうです^^
シャキシャキした歯ごたえとピリッと甘辛いきんぴらごぼう・・・大好きです(笑)
そんなごぼうですが、食物繊維が豊富ということは周知の事実だと思います。
ですが、調べてみたら意外な効果もあることがわかりました!
今回は、ごぼうの栄養や効能、調理のポイントなどをお伝えします。
ごぼうの栄養!やっぱり豊富な食物繊維
ごぼうといったら食物繊維!というくらい、ごぼうの食物繊維は有名ですよね。
私自身も、そのくらいしか思い浮かばなかったのですが、他にはどんな栄養素が含まれているのでしょうか。表にまとめましたのでご覧ください。
・ビタミンAなどビタミン類がほぼない
予想通り、食物繊維の含有量が多いですね。
それに引き替え、ビタミン類の含有量がほぼないということには驚きです。
続けて、ごぼうにはどのような効能があるのかご紹介します。
ごぼうの効能!無口な主役に秘められた意外な実力
ごぼうには、不溶性食物繊維のリグニンと水溶性食物繊維のイヌリンを両方とも多く含んでいるという大きな特徴があります。
リグニンとは
不溶性食物繊維。
腸の動きを活発にさせる整腸作用を持つ。
これにより、便と一緒にがん物質も排出することで大腸がん予防効果があるといわれる。
イヌリンとは
水溶性食物繊維。
血糖値の上昇を抑えたり、コレステロールを吸着して体外へ排出する作用を持つ。
これらの働きから、糖尿病をはじめとした生活習慣病の予防に効果が期待されている。
この他にも、ごぼうのアクの主成分であるポリフェノールの強い抗酸化力から、がん予防や老化抑制の効果も期待されています。
では、これらの栄養素を活かすにはどのように調理するのがいいのでしょうか?
続いて、ごぼうの調理ポイントをご紹介します。
知って得する!ごぼう調理の2つのポイント
ごぼうを調理するときに気をつけたいことが、2つあります。
1.皮をむき過ぎない
2.アク抜きをし過ぎない
では、順番に見ていきましょう。
皮をむき過ぎない
あなたは、ごぼうを調理するとき、皮ってどうしていますか?むいていますか?削っていますか?
私は、包丁の背(切れない方)でゴリゴリと綺麗に皮をむいていました。
ですが、これだと、皮に含まれているアミノ酸やグルタミン酸を捨てているということを知りました。確かに、鍋料理の具にごぼうを入れると美味しいダシが出たりしますよね^^
なので、ごぼうの皮はむき過ぎないことがポイントです。
アク抜きをし過ぎない
ごぼうを刻んだ後、水に漬けてアク抜きをすることも多いと思います。私もしていました。
ですが、水にさらす時間が長くなればなるだけ、水に溶けやすい栄養素(カルシウムとか)が流れ出てしまうということになります。
ですので、アク抜きをするときも、短い時間設定をすることで、必要以上の栄養素の流出を防ぐことができます。
また、先ほどの効能部分でお伝えした「リグニン」は、ごぼうの切り口に発生するといわれています。
なので、切り口の大きい「ささがきごぼうのきんぴら」や「乱切りごぼうの筑前煮」などいいかもしれませんよ^^
あとは、ごぼうに不足している栄養素ビタミン類全般を補うような食材を使った料理もおすすめです。
例えば「きんぴらごぼう」なら、β-カロテンが豊富なにんじんやカルシウムを含むゴマと合わせることでバランスを取ることができます。
豚汁もおすすめですね^^たくさんの野菜が一度に摂れますし、ごぼうの風味や歯ごたえも楽しめます。ごぼうには、肉や魚の臭みを取る効果もあるので、ピッタリの料理です。
では最後に、今回の内容をまとめてみましょう。
ごぼうのまとめ
ごぼうの栄養!
なんといっても、食物繊維が豊富!
かわりに、ビタミン類がほぼ含まれていない。
ごぼうの効能!
・水溶性食物繊維「イヌリン」が、血糖値上昇抑制やコレステロール排泄など
糖尿病や生活習慣予防に
・ポリフェノールが、がん予防や老化抑制に
ごぼうを調理するときのポイント
・アク抜きをし過ぎない
・ごぼうに不足している栄養素を補うような食材と一緒に調理する
さいごに
ごぼうの旬は、2回あるといわれます。11月~1月ころの秋冬と6月~7月の新ごぼう。
新ごぼうの方が少し柔らかいのかなーという印象です。
生産する地方によっていろいろ変ってくるのだと思いますが、なんだかんだで1年中食べることができるのは、ありがたいですよね^^
今回調べたことで、ごぼうも意識して摂りたいな~と思いました。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。